MainActor 5.1 Linuxプレビュー版

Linuxでビデオ編集をしたいユーザに朗報だ。去る8月11日、Main Concept Multimedia Technologiesは、ビデオ編集アプリケーションMainActor 5.1のLinuxプレビュー版を発表した。年内にも製品版がリリースされる模様。
このプレビュー版は、ユーザ登録をしてダウンロードすれば、すぐに試すことができる。ただし、Webサイトの利用規約(インストール中にも表示される)を必ず読んでおくこと。

このバージョンでは、多くの主要なビデオ形式やオーディオ形式(MPEG-1、MPEG-2、mp3、wav)のインポートとエクスポートがサポートされていないが、今後数ヶ月の間にこれらのサポートが追加される予定だ。

Main ConceptのWebサイト上に復活した、Linux向けMainActorのフォーラムに寄せられたコメントによれば、現在のリリースでは、DV-AVI Type 1でフォーマットされたビデオをインポートすることができる。プレビュー版で作成されたビデオには、ベータ版MainActorで作成されたことを示すウォーターマークが表示される。

Windows版MainActor 5.1に含まれている、オーディオとビデオのリアルタイムキャプチャ用ツールはこのプレビュー版にはないが、製品版では利用できるようになる予定だ。

今年の年末までには最終的な製品版がリリースされる予定だが、プレビュー版でも、多くのファイル形式の静止画像をインポートしたり、MainActor 5.1の特殊効果を使ってタイトルやトランジションを作成してみたりすることはできる。

Joe Barr―IT分野のライターとして10年(Linuxについては5年)の経験を持つ。IBM Personal Systems Journal、LinuxGazette、LinuxWorld、Newsforge、phrack、SecurityFocus、VARLinux.orgなどに掲載記事多数。Linux Liberation Armyの公式ニューズレター、The Dweebspeak Primerの生みの親でもある。