SRA OSS、オープンソースメールソフト「Sylpheed」の開発を支援

 SRA OSS(日本支社:東京都豊島区)は2006年9月6日、オープンソースのメールクライアントソフト「Sylpheed」の開発を支援すると発表した。開発者の山本博之氏はSRAの社員となって開発を続ける。プロジェクトサイトも同日からSRAのWebサイト内に移転した。

 Sylpheedは、GTK+によるユーザーインタフェースを採用した高機能メールクライアントソフト。LinuxやSolaris、BSD UNIX、Mac OS X、Windows などの幅広い環境で動作し、多言語・マルチプロトコル対応や高度なフィルタリング・検索機能などを備える。

 山本氏は新プロジェクトとして、Sylpheedのコアライブラリを独立提供する「LibSylph」(リブシルフ)プロジェクトを開始。別のソフトウェアからSylpheedのメール機能を呼び出せるようにする。ライセンスはLGPLで、9月中にα版を公開、10月下旬には正式リリースの予定。

 SRA OSSは、LibSylphで、LinuxやWindows、携帯端末、デジタル家電など組み込み用途のコンサルティングやサポートを提供する。【鴨沢 浅葱/Infostand】

SRA OSS
http://www.sraoss.co.jp/

Sylpheed
http://sylpheed.sraoss.jp/