SC06:Beowulfクラスタを構築するスーパーコンピュータ関係者

先週、フロリダ州タンパで「ハイパフォーマンスなコンピューティング、ネットワーキング、ストレージに関する最初の国際会議」であるSC06が開催された。カンファレンスの雰囲気を読者の皆さんにも少し味わってもらえるようにビデオカメラを持ち込み、「招待者のみ入場可」のBeowulf Users Groupパーティの様子まで撮影してきた(このパーティはカンファレンス会場のタンパコンベンションセンターから数ブロック離れたバーで行われた)。

Opening Gala video tour
開幕当日のビデオ映像 ― クリックで再生
Chris Cox talks about supercomputer shopping
スーパーコンピュータの導入について語るChris Cox氏 ― クリックで再生
Joab Jackson of Government Computer News
Government Computer News誌のJoab Jackson氏 ― クリックで再生

参加者数が「9,000人を超えた」という記述を目にしたが、この数字は正確ではない。事務局の実集計では、出展者や私のような報道関係者も含めて8,500人程度となっていた。それでもスーパーコンピューティングに関心のある人々が多いことに変わりはない。仮に、ベンダによる250点の展示セットに含まれるクラスタ化されたコンピュータや「大型」コンピュータをすべて接続したとすると、Beowulfクラスタどうしをつなげたもう1段上のクラスタができあがり、常人の想像の域を絶したパフォーマンスを発揮するだけでなく、全マシンの冷却ファンの騒音ですぐにでも聴覚が麻痺してしまうだろう。

SC06についてはHPCWire誌がすばらしい総括を掲載したので、同じような内容をここで繰り返し述べる理由は見当たらない。また、最新の「スーパーコンピュータサイト上位500」リストが公表され、Government Computer News誌のJoab Jackson氏がそれについて興味深い意見を述べている。

ご想像の通り、Supercomputing Online誌はSC06関連の話題を多数取り上げた。その他にもSC06のニュースは数多くあったが、ほとんどはプレスリリースの内容の寄せ集めであった。それにしても、このところスーパーコンピューティングはすっかり大きなビジネスになっている。

Cray(SC06にも参加しており、今なお精力的に活動中)がスーパーコンピューティングの展示会における唯一の出展企業で、参加者はせいぜい数百人、それも会場に入るために厳重なセキュリティチェックが必要だった何年も前の状況とは違うのだ。今では、どの総合大学も自前のスーパーコンピュータを持ち、「Beowulfクラスタ」がSlashdotのネタの落ちとして使われるほどになっているようだが、このクラスタリングというテクノロジのおかげでスーパーコンピューティングのコストが下がり、一般大衆(少なくとも大学や企業の関係者)は、国防総省をはじめとする政府機関から何百万ドルもの助成金を受けずとも大規模数値演算の競争に参加できるようになったのである。

The Beowulf party in full swing
大盛況のBeowulfパーティ ― クリックで再生

文章での説明はもう十分だろう。まずは開幕当日の会場の様子を撮影した短いビデオ(4分30秒)をご覧いただきたい。

次の映像では、ネブラスカ大学(University of Nebraska)のChris Cox氏が大学の次期スーパーコンピュータの導入予定について話している。

Government Computer News誌のJoab Jackson氏にも話を伺った。彼は快くカメラの前に座り、SC06に対する自身の見解を交えながら数分間(正確には3分45秒)語ってくれた。

さらに、照明が悪くて始終手振れがあるが、評判の良い(悪い?)Beowulfパーティを3分だけ撮影したものもある。

編集者コメント:担当記者Robinは体調不良によりSC06の取材範囲の縮小を余儀なくされた(重い症状ではなかったが取材時間は予定の4分の1以下に抑えられた)。

NewsForge.com 原文