Mozilla Labs、ブラウザでメッセージを管理する「Snowl」プロトタイプ公開

 Mozillaの研究部門Mozilla Labsは8月6日(米国時間)、Webブラウザ「Firefox」でメッセージを管理する拡張機能プロジェクト「Snowl」を発表、最初のプロトタイプをリリースした。RSS/AtomフィードとTwitterのメッセージをFirefoxでチェックできる。

 電子メール、RSSフィード、Webフォーラム、SNSといったインターネット上でやり取りするメッセージをブラウザに統合する拡張機能開発プロジェクト。土台の構想として、メッセージ源は関係なくあらゆるメッセージを集約する、検索ベースのインターフェイス、重要なメッセージの識別、タブ/お気に入り/履歴などWebコンテンツに利用するWebブラウザ機能をメッセージにも応用する、などを挙げている。

 今回公開したプロトタイプでは、RSS/AtomフィードとTwitterをサポートした。インターフェイスは、電子メールクライアントでよく利用されている3ペイン構造のリスト型、ニュースが画面に並ぶリバー(river of news)型の2種類。リスト型は重要なメッセージを識別しやすく、リバー型はカジュアルなブラウジング向けとしている。

 Mozilla Labsでは今後、寄せられたフィードバックを基にSnowlの開発を進めていく。今後の機能拡張として、Facebookなど他のメッセージへの対応、メッセージ作成/送信インターフェイスなどを検討しているという。

 Snowlは、MPL、GPL、LGPLの3ライセンスの下で公開されている。Mozilla Labsはダウンロードに際し、同プロトタイプは初歩段階でありバグが多いと警告している。

Mozilla Labs
http://labs.mozilla.com