センドメール、総務省ガイドライン準拠の迷惑メール対策ソリューション

 センドメール(本社:東京都港区)は、中小規模ISP向けの迷惑メール対策ソリューションを2009年3月2日発売する。迷惑メール対策に必要な設定ファイルやテンプレートをあらかじめ組み込んであり、総務省の通信業者向けガイドラインに準拠した対策をすぐに利用できる。パートナー企業経由で販売。価格はオープンで、実売価格は400万円台になる見込み。

 ISPが「当事者の同意」なくメールをフィルタリングする行為は電気通信事業法に抵触するとされているが、大量の迷惑メールを排してサービスを提供するためには現実にはフィルタリングが必要となっている。このため総務省では、利用者がフィルタリングの有無を設定できるシステムを構築することで、導入を可能とするガイドラインを設けている。

 センドメールのソリューションは、この仕組みをあらかじめ実装した。メールゲートウェイとして機能するMTA「Mailstream Switch MTA」と、ウイルス/スパム対策などのメールポリシー設定を一元的に行う管理ソフト「Mailstream Manager」、スパム対策フィルタ「Sendmail Anti-Spam」で構成。さらに導入コンサルティングとカスタムポリシーを提供し、既存メールシステムに簡単に追加できるという。

 Sendmail Anti-Spamの迷惑メール検出機能に加え、送信ドメイン認証のラベリングに基づくフィルタリング機能、25番ポートブロックにより、精度の高い迷惑メール対策が可能。Mailstream Managerにより、利用ユーザーごとにフィルタリングの有効/無効を設定できる。

 また、同社は同様の機能を備えたアプライアンスサーバの発売も計画している。

センドメール
http://www.sendmail.co.jp/