日立システム、オラクル製品によるシステム基盤統合ソリューション

 日立システムアンドサービス(日立システム)は2009年3月2日、オラクルの製品を利用した次世代システム基盤開発ソリューションを発表した。クラウドコンピューティングやサーバ仮想化を実現し、コスト削減を図る。4月1日から提供開始する。

 「Oracle Database」を中心に、アプリケーションサーバ「Oracle WebLogic Server」、インメモリデータグリッド「Coherence」など親和性の高い製品を利用して、アプリケーションサーバ基盤を統合。さらに、サーバ仮想化製品「Oracle VM」「Oracle Real Application Clusters」「WebLogicクラスタ」「Coherenceグリッド」を組み合わせ、クラウドコンピューティングまで拡張可能な仮想化プラットフォームを構築する。

 同社によると、データベース基盤を統合した場合、統合前と比べて30%以上の運用コスト削減が可能という。導入コストは、500~1000人規模の企業システムの場合で2000万円弱の見込み。金融・証券・保険業やデータセンターを運営している顧客などに向けて販売。2011年度までに約25億円の売り上げを目指す。

日立システムアンドサービス
http://www.hitachi-system.co.jp/

日本オラクル
http://www.oracle.co.jp/