米Cloudera、Hadoop向けGUI「Cloudera Desktop」ベータ版を公開

 米Clouderaは10月1日(米国時間)、オープンソースの分散処理プラットフォーム「Hadoop」向けWebベースのGUI「Cloudera Desktop」(ベータ版)を公開した。同社Webサイトより無償でダウンロードできる。

 Clouderaは、Hadoop関連技術やサポートを事業とするベンチャー企業。Hadoopは米Googleの「MapReduce」アルゴリズムのJava実装で、Apache Software Foundationのプロジェクト。

 Cloudera DesktopはHadoop上で動くアプリケーション向けGUI。MooToolsと協業して開発されており、次の4つのアプリケーションで構成される。

  1. 「Hadoop Ditributed File System」を容易にブラウザしてジョブの作成/実行/保存などが行える「File Browser」
  2. 現在および以前作成したMapReduceクラスタの詳細を表示してジョブを動かしたりデバッグできる「Job Browser」
  3. クラスタの動作状況をダッシュボード表示する「Cluster Health」
  4. MapReduceジョブツール「Job Designer」
 これを利用することで、Hadoopに詳しくない開発者やシステム管理者が、Hadoopクラスタにあるデータを活用できるという。アプリケーションや機能は今後拡充する予定だ。

 OSは、Windows、Mac、Linuxに対応する。Cloudera Desktopは現在ベータ版で、同社はパートナー企業とともに正式版リリースに向け作業を進めているという。

米Cloudera
http://www.cloudera.com/

「Cloudera Desktop」ダウンロード
http://cloudera.com/desktop/