米Google、Ajax開発ツール「Google Web ToolKit 2.0」を開発者向けにリリース

 米Googleは10月6日(米国時間)、Ajaxアプリケーション開発ツール「Google Web Toolkit(GWT) 2.0 Milestone1(M1)」を発表した。Google Codeのプロジェクトページよりダウンロードできる。

 GWTはJavaを利用してJavaScriptアプリケーションを開発できるツール。Eclipseプラグインも提供しており、Webアプリケーションを容易かつ高速に開発できるという。

 最新版はバージョン2の最初のマイルストーンとなる。新機能としては、デバッグしたWebページをブラウザ内でビューできる「In-Browser Development Mode」が加わった。「Safari」「Firefox」「Internet Explorer」「Chrome」などのWebブラウザから直接開発モードを利用できる(最新版より、「Hosted Mode(ホストモード)」が「Development Mode(開発モード)」に、「Web Mode(ウェブモード)」が「Production Mode(運用モード)」に変更された)。

 このほか、コードを分割して起動時間を改善する「Code Splitting」、UiBinderでの宣言的UIの作成が可能となる「Declarative User Interface」、イメージ分割の「ImageBundles」をリソースに応用しアプリケーションの遅延を緩和する「ClientBundle」などが導入された。テスト実行はHtmlUnitを利用する。

 Googleでは、最新版はまだ未完成でバグが多いと警告している。

米Google
http://www.google.com/

Google Codeの「Google Web Toolkit」ページ
http://code.google.com/webtoolkit