Skype:API公開1年で3500人の開発者が参加、ソフトは300種類超

 米イーベイ傘下のSkypeは12日(米国時間)、IP電話サービス用ソフトのAPI公開プログラムに参加した開発者が、スタートから1年間で3500人に達したと発表した。300種類以上のソフトウェアが作られたという。

 「Skype Developers Program」で、同社はAPIの公開によってSkypeの機能を活用した新たなアプリケーションの開発促進を狙っている。SkypeAPIは、Windows、Mac OS X、Linuxの各OSで利用可能で、商用・非商用を問わず開発ができる。

 1年間でソフトのほか、100種類以上のSkype公認ハード製品が開発されたという。同社は、今後、北米を中心に開発コミュニティの支援を強化する考えで、さまざまな機能を統合するための新APIの提供も検討中としている。

 また、特に関心を持っている分野として、SMS、音声アクセス、通話転送、ウェブ上で多人数の会話を実現する「Skype Cast」などを挙げている。【高森 郁哉/Infostand】

Skypeの発表