テクノマセマティカル、携帯Linux向けワンセグ・3セグ受信ソフトを開発

 テクノマセマティカル(本社:東京都品川区)は2006年6月28日、携帯端末向けLinuxプラットフォームで動作する地上デジタル放送受信ソフトを開発したと発表した。地上デジタルテレビ「ワンセグ」と、今秋放送開始予定のデジタルラジオ「3セグ」を受信できる。1プラットフォーム上で両機能を実現したのは業界初という。

 富士通製メディアプロセッサ「FR-V(FR461)」と、各種の無線通信インタフェースを備えた組み込みLinuxプラットフォーム上に、テクノマセマティカルのミドルウェア「TS-DEMUX」を組み合わせた。TS-DEMUXは、独自アルゴリズム「DMNA」によって圧縮伸張処理などの演算量を削減したのが特徴。

 受信ソフトは、データ放送向けページ記述言語「BML(Broadcast Markup Language)」に対応する富士通製HTMLブラウザを搭載。H.264ビデオデコーダによる無線テレビ電話機能も備える。

 テクノマセマティカルは、今後、富士通FR-Vプラットフォームによる携帯端末を開発・製造するOEM・ODM事業者向けに同ソフトを提供してゆく。【鴨沢 浅葱/Infostand】

テクノマセマティカル
http://www.tmath.co.jp/