野村総研、Webサイト分析ツール「Ridual」最新版をオープンソースで公開

　野村総合研究所（NRI、本社：東京都千代田区）は、Webサイト分析ツールの最新版「Ridual Ver.2」を、オープンソースソフトウェアとして2006年7月6日、無償公開した。BSDライセンスに基づくもので、オープンソースソフト開発サイト「SourceForge.jp」からソースコードをダウンロードできる。

　Ridualは、文部科学省リーディングプロジェクト「e-Society基盤ソフトウェアの総合 開発」のテーマのひとつ「高信頼WebWareの生成技術」として、NRIと名古屋大学の産学連携で共同開発した。同社は2003年6月〜2006年2月まで、同プロジェクトの成果物であるPCソフト「Ridual Ver.1」をシェアウェアとして販売・サポートしてきた。

　Ver.2は、同プロジェクトの成果をもとにNRIが独自開発したソフトで、XML/Javaベースのクライアント／サーバ型アーキテクチャを採用。大規模なWebサイトの構造分析やサイトマップ構築などができ、Webアクセシビリティを評価する機能も備える。動作には、アドビのWebアプリケーションサーバ「JRun」とデータベース「MySQL」が必要。【鴨沢　浅葱／Infostand】

野村総合研究所
http://www.nri.co.jp/

Ridualダウンロードページ
https://sourceforge.jp/projects/ridual/