GPLv3ドラフト第2版とLGPLv3ドラフト第1版が公開

Free Software Foundation(FSF)とSoftware Freedom Law Center(SFLC)は27日、GNU General Public License バージョン3 (GPLv3)のドラフト第2版とGNU Lesser General Public License バージョン3 (LGPLv3)のドラフト第1版を公開した。

GPLv3は今年の1月にドラフト第1版を公開されたが、デジタル著作権管理(DRM)に関する条項が大きな論議の的となっていた。特にLinuxカーネル開発者であるLinus Torvaldsは強い拒否反応を示していたが、今回公開されたドラフト第二版ではDRM条項が大幅に修整されている。

また、今回同時に公開されたLGPLv3のドラフト第1版は、これまでからは大幅に変更され、GPLv3に条項を追加する形態となっている。

FSFでは、GPLv3策定プロセスに基づいてコミュニティから広く意見を受け入れ、この秋にもドラフト第3版を公開し、2007年の第1四半期にも最終版を公開する予定。

Guide to the new drafts of the GPL and LGPL
GPLv3, 2nd discussion draft
GNU Lesser General Public License, 1st discussion draft
八田真行のスクラップブック