Opera、デバッグツール「Dragonfly」アルファ版リリース

 ノルウェイOpera Softwareは5月6日(ノルウェイ時間)、Webページのデバッグツール「Dragonfly」のアルファ版をリリースした。JavaScriptデバッガー、DOMインスペクターなどの機能を持ち、「Opera 9.5」ベータ2に同梱される。

 Dragonflyは、Webページ、ウィジェット、Webアプリケーションなどのデバッギングが行えるツール。Operaブラウザの「ツール」からアクセスでき、HTML、CSS、JavaScriptなどを使って作成したページを容易に修正できる。

 特徴は遠隔機能で、自分のコンピュータだけでなく、遠隔にある端末のOpera上にあるページもデバッグも可能。OperaはPC以外にゲーム機、携帯電話にも対応している。中でも携帯電話では高いシェアを占めており、携帯電話などのモバイル端末開発を効率化できる。

 デバッグ機能としては、CSSインスペクター、DOMインスペクター、JavaScriptデバッガー、コマンドライン、エラーコンソールなどがある。DOMインスペクターでは、最新のDOMとプロパティを表示することで、透明性のあるデバッグが可能となる。JavaScriptデバッガーでは行ごとにエラー診断が可能、高度なAjaxアプリケーションを構築できるという。

 Dragonflyはアルファ版で、まだ開発の初期段階にあるという。Operaでは“One Web(Webは1つ)”という自社戦略を推進するもの、と説明している。

ノルウェイOpera Software
http://www.opera.com/