センドメール、Ajaxで操作性を高めたWebメールシステムを販売

 センドメール(本社:東京都港区)は、AjaxベースのWebメールシステム「SYNCDOT/WebMailer for Sendmail」を2007年7月16日発売する。価格はオープンで、参考価格は100ユーザーライセンス84万円から。5000ユーザーライセンス1260万円から。

 富士通長野システムエンジニアリング(本社:長野市)が開発したWebメールシステムで、センドメールがOEM供給を受けてパートナー企業経由で販売する。Ajaxを採用したことで、クライアントPC上で動作するメールアプリケーションと同等の操作性を実現。Webメールのセキュリティと両立させたという。

 機能面ではこのほかに、メール宛先と本文を比較して整合性が取れないと送信させない「誤配信防止機能」、セクシャルハラスメントや差別用語など業務上不適切な単語を含むメールを送信させない「キーワードチェック機能」、添付ファイル内も検索できる「検索機能」などを備える。

 動作環境はRed Hat Enterprise Linux ES 4。SYNCDOT/WebMailer for SendmailはWebメールのフロントエンド部分のみで、別途メール配信システムが必要。

 同社はメッセージストアサーバやメールポリシー管理ソリューションと組み合わせてISPや企業、大学、自治体など向けに売り込む。初年度3億6000万円の販売を見込んでいる。【鴨沢 浅葱/Infostand】

センドメール
http://www.sendmail.co.jp/

富士通長野システムエンジニアリング
http://jp.fujitsu.com/fns/