米Parallels、サーバ仮想化ソフト「Virtuozzo」最新版を発売

 米Parallels(旧SWsoft)は2008年1月28日(米国時間)、コンテナベースのサーバ仮想化ソフトの最新バージョン「Parallels Virtuozzo Containers 4.0」をワールドワイドでリリースしたと発表した。管理ツールの改良や、HA環境への対応などを盛り込んだ。

 データセンターなどの大規模環境での利用を想定した仮想化ソフト。単一のWindows/Linuxのシステムインスタンスを「コンテナ」と呼ばれる仮想環境に動的に分割するのが特徴で、パフォーマンス低下が起きにくいという。また、他の仮想化ソリューションの3倍以上の集積率を実現し、何十何百のコンテナを迅速かつ自動的にハードウェアで活用できるという。

 最新版では、主要インタフェースを完全に再設計した管理ツール「Parallels Infrastructure Manager」を採用し、使い勝手を大幅に改善した。また、バックアップ機能や物理環境から仮想環境への変換機能、テンプレート機能などを強化した。このほか、クラスタリング環境への対応、インストールの簡易化、ファイルシステムの強化などを行った。

 価格は、デュアルCPU環境で2500米ドルから。日本国内での販売価格は未定。【鴨沢 浅葱/Infostand】

Parallels
http://www.parallels.com/