日本オラクル、サーバ仮想化製品「Oracle VM」の提供を開始

 日本オラクルは2008年3月13日、サーバ仮想化製品「Oracle VM」の提供を開始した。同社の製品に最適化したテンプレートを用意し、簡単に仮想化環境を構築できるという。ライセンス料は無料で、サポートを有償で提供する。

 オープンソースの仮想化ソフト「Xen」をベースに、独自の管理ツール「Oracle VM Manager」やインストーラなどを追加した製品。米オラクルが昨年発表したものの国内投入となる。

 インストールは簡単で「1分以内で済む」という。管理はWebブラウザ上から行う。同社の製品と組み合わせたベンチマークを実施し、サーバ仮想化のオーバーヘッドを最適化した。

 対応ゲストOSはOracle Enterprise Linux 4/5、Red Hat Enterprise Linux 3/4/5、Windows Server 2003、Windows XP。テンプレートは当初、Oracle 11gおよびOracle Enterprise Linux用を用意。今後順次拡充する予定。

 サポートの価格(予価)は、2CPUまで年間6万5520円、CPU無制限が同13万1145円。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日本オラクル
http://www.oracle.co.jp/

Oracle VM
http://www.oracle.com/lang/jp/technologies/virtualization/index.html