サン、VMwareと連携可能な仮想デスクトップソフト「Sun VDI Software 2.0」国内発売

 サン・マイクロシステムズは2008年3月26日、デスクトップ環境を仮想化するVDI(仮想デスクトップインフラ)統合ソフトウェア「Sun Virtual Desktop Infrastructure Software 2.0」の販売を開始した。VMwareとの連携機能やテンプレートからの仮想デスクトップ生成機能などを搭載する。価格は、1同時接続ユーザーライセンスが1万8900円。

 米国で3月18日に発売した製品の日本国内販売。PCや同社の「Sun Ray」などのシンクライアント端末、モバイルデバイスなどJavaが実行可能な端末から、データセンターで安全に管理されたWindowsやLinux、UNIXなどの仮想デスクトップ環境にアクセスできるようにする。PC端末からはセキュアSSLコネクション、Sun Ray端末からはVPNコネクションを利用して、安全に運用できるという。

 VMware Infrastructure 3上で動作するWindows仮想デスクトップ環境を、クライアント端末から利用できるようにした。社内デスクトップ環境に自宅のPCから安全にアクセスすることなどが可能になる。また、仮想デスクトップをテンプレートから簡単に生成できるので、社員など特定ユーザー向け環境の構築のほか、不特定ユーザー用の一時デスクトップを生成して提供することもできる。

 推奨動作環境は、Solaris 10、Red Hat Enterprise Linux AS4、SUSE Linux Enterprise Server 9。利用可能なWindowsデスクトップ環境はWindows Server 2003、Windows 2000 Server、Windows XP Professional、Windows Vista Business/Ultimate/Enterprise。【鴨沢 浅葱/Infostand】

サン・マイクロシステムズ
http://jp.sun.com/