米Novell、ISV向けソフトウェアアプライアンスプログラムを発表

 米Novellは4月16日(米国時間)、ISVが「SUSE Linux Enterprise Server(SLES)」ベースのソフトウェアアプライアンスを構築できるプログラム「SUSE Appliance Program」を発表した。専用プラットフォームとして「SUSE Linux Enterprise JeOS」のベータ版も発表、同社Webサイトよりダウンロードできる。

 ISVはSUSE Appliance Programを利用して、SLESと自社アプリケーションを組み合わせたソフトウェアアプライアンスを作成できる。設定や最適化のスタックをOSに加えてパッケージ化することで、エンドユーザーに自社アプリケーションを容易に実装してもらえる。アプリケーションの実装とサポートを簡素化し、開発コストを削減できるという。

 SUSE Linux Enterprise JeOSはソフトウェアアプライアンス用のOS。SLESの最小版で、必要な機能だけをそろえた(”Just Enough”)OS。同OSを利用して開発したソフトウェアアプライアンスは、x86ベースのハードウェアでネイティブに動くほか、顧客のハイパーバイザー上で動作する仮想アプライアンスとしても起動できる。Novellは同日、SUSE Linux Enterprise JeOSのベータ版をリリースした。正式版のリリースは今年中の予定。

 Novellは同日、「openSUSE Linux」の最小版を開発するLimeJeOSプロジェクトに参加することも発表している。

米Novell
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