米VMware、管理スイートに災害復旧機能を追加

 仮想化大手の米VMwareは5月12日(米国時間)、災害復旧管理・自動化ソフトウェア「VMware Site Recovery Manager」を発表した。同社の自動化・管理スイートの一部として、1カ月以内に提供を開始する。

 Site Recovery Managerは、災害復旧対策のプランニングや運行を自動化するソフトウェア。VMware VirtualCenterから直接、災害復旧計画の作成やアップデートが可能。システム運行に影響を与えることなく、隔離された環境で災害復旧計画を自動でテストできる。

 復旧プロセスを自動実行できるため、マニュアルによる作業は不要、事業継続プランニングを容易にでき、リスクや複雑性を削減する。「VMware Infrastructure」「VMware VirtualCenter」、米EMC、米Dellといったストレージパートナー製のレプリケーションソフトとシームレスに統合できる。

 同ソフトウェアはVMwareが同日発表した「VMware Management and Automation Bundle」の一部として提供される。受注を開始し、今後1カ月以内に一般提供を開始する。

 VMwareは同日、ITサービスライフサイクル管理用のバンドルとして「VMware IT Service Delivery Bundle」も発表、管理分野を強化している。

米VMware
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