米Novell、仮想環境移行ツール「PlateSpin PowerConvert」を発表

 米Novellは6月23日(米国時間)、仮想技術を利用した移行ツール「PlateSpin Convert V7.0」を発表、出荷を開始した。バックアップ・リカバリ機能を追加、64ビットWindowsサポートなどが強化され、単一のソリューションで効果的に作業を行えるという。

 PlateSpin Convertは、Linux(SUSE/Red Hat)とWindowsをサポートするマルチプラットフォーム対応管理ソフトウェア。今回、Novellが3月にPlateSpinを買収して以来、初の製品リリースとなる。

 仮想化技術に対応し、異機種混在環境で物理対物理(P2P)、仮想対物理(V2P)など相互にワークロードを移行したり保護できる。これにより、サーバー統合、ハードウェアのマイグレーション、データセンターの移動などを支援する。

 最新版では、64ビット版Windows Serverの物理対仮想(P2V)をサポート、「Take Control」「Live File Transfer」「Snapshot」などの手法で、「VMware ESX」「Citrix XenEnterprise」などの仮想環境に移行できる。「Citrix XenServer」のサポートも強化した。Windows XP/2000/2003と64ビットのWindows Server 2003の仮想マシンへの移行、仮想対イメージファイル(V2I)など、XenServerの移行機能を拡充した。

 このほか、信頼性、スピード、増分データの移行なども強化、リスク削減、時間の短縮、コスト削減などを実現するという。

米Novell
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