独Paragon:LinuxとWindowsでファイル共有、新版を発売

 ドイツのParagon Software Groupは6日(米国時間)、LinuxとWindowsの間でファイルを共有しやすくするソフト「NTFS for Linux 5.0」を発売した。WindowsのNTFS形式でフォーマットされたハードディスクを、Linuxから読み書きするのが容易になる。機能限定のPersonal版と、企業向けのProfessional版を売り出した。

 Linux用のドライバーソフトで、1台のマシンにLinuxとWindowsの両方を導入した場合などに役立つ。Linuxを起動中に、Windows用のディスクをLinux用のディスクと変わらない気軽さで読み書きできるという。Kernel 2.4または2.6ならば、どのタイプのLinuxでも利用可能で、Windows側はNT 4.0、2000、XPなどに対応する。

 緊急時の起動用CDを添付したのも売り物だ。このCDは、軽量版Linuxと、このドライバーソフトが入っており、ウイルスなどでマシンを起動できない時に、このCDで立ち上げれば、WindowsのNTFS形式のディスクから重要データを救出できる。

 Professional版は、Linux側でWindows用のディスクのバックアップを作成する機能や、LinuxでNTFS形式のディスクを作成する機能がある。ディスクの故障個所を診断、修復する機能も搭載した。価格は19.95ドル、Professional版が149.95ドルで、ダウンロード販売している。【南 優人/Infostand】

NTFS for Linux 5.0
http://www.ntfs-linux.com/