ネットアップ、HPC分野向け最新ストレージOSを出荷開始

 日本ネットワーク・アプライアンス(ネットアップ)は2006年6月20日、HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)分野向けの最新ストレージOS「Data ONTAP GX」の出荷を開始した。

 従来OS「Data ONTAP 7G」が備えていたデータ管理、パフォーマンス、高可用性などの特徴と、同社が2003年に買収した米Spinnaker Technologiesの「SpinOS」の分散システム技術「グローバルネームスペース」機能を組み合わせた。

 SPEC SFSベンチマークで毎秒100万OPS(Operations Per Second)のパフォーマンスを実現。毎秒数GBのNFS総スループットが必要なLinux/UNIXクラスタシステム要件を満たせるという。

 また、全てのシステムノードを単一のグローバルネームスペースに収めることが可能で、最大容量6PB(ペタバイト)まで拡張できる。同社のストレージ製品「FAS3050」「FAS6070」に対応する。

 開発では、映画特殊効果の米ILM(Industrial Light & Magic)が初期ユーザーとして協力した。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日本ネットワーク・アプライアンス
http://www-jp.netapp.com/