米Parvus :手首に巻き付ける超小型パソコン

 米Parvus は19日(米国時間)、手首に巻き付けられる超小型パソコン「ZYPAD WL 1000」を公開した。腕時計よりは大きめで、LinuxまたはWindowsCE 5.0を搭載、通常のパソコンに近い機能を備える。近く発売し、軍や警察、消防機関に売り込む。

 重さはバッテリー込みで約290グラム。ディスプレーは3.5インチ型カラーのタッチスクリーンで、ペン状のスタイラスを使って入力する。ハンズフリーでの操作も可能。無線LAN(802.11b/g規格)、Bluetooth、GPS機能も内蔵する。

 プロセッサーは米AMDの「AU 1100」(400MHz)、メインメモリーは64MBのフラッシュメモリーで、メモリーカードの「SDメモリーカード」も使用できる。USB端子、ステレオスピーカーも搭載した。

 バッテリーはリチウムイオンで、持続時間は最大8時間。腕を下げると自動的に電源が切れ、節電する。警察官や消防士が使っている時に体の動きが止まり続けると、緊急事態と判断して本部へ位置を知らせる機能もある。Linux Kernelは2.6。【南 優人/Infostand】

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ZYPAD WL 1000(クリックすると拡大)

ZYPAD WL 1000
http://www.parvus.com/products/ProductPage.aspx?ProductID=117