センドメール、送信ドメイン認証「DKIM」対応のメール配信サーバー最新版

 センドメール(小島國照社長)は6月20日、メールゲートウェイソリューション「Mailstream Gurdian」を、販売パートナーを通じて6月末から提供すると発表した。

 同社は、電子署名方式の送信ドメイン認証「DKIM」に対応した日本語版メール配信サーバーの最新版「Mailstream Switch MTA 3.2」を発表。「Mailstream Gurdian」では、同サーバーをベースにして、メールのトラフィック制御や運用状況の可視化を行い、DoS攻撃やアドレスハーベスティグ攻撃、スパム、ウイルスなどから企業ネットワークを保護する。

 「Mailstream Switch MTA 3.2」は、クラスタ構成によるフェイルオーバー機能や送信ドメイン認証機能など、安定した送受信サービスを提供するために必要な防御機能を提供する。これらの機能をWebベースのコンソールから集中管理でき、しきい値の設定や警告、メールトラフィックのリアルタイムモニタリング、レポート作成などの運用・管理機能も充実している。

 同社は、05年末からIPアドレス認証方式の送信ドメイン認証「SenderID」に対応させるために、DNSサーバーに公開するSPF(Sender PolicyFramework)レコード作成などに関するコンサルティングを開始していた。今回、「Mailstream Switch 3.2」が「DKIM」にも対応したことで、送信ドメイン認証への対応支援をさらに強化。Mailstream Switch 3.2を「Mailstream Gurdian」ソリューションとして提供することに注力し、初年度30システムの販売を見込む。

センドメール=http://www.sendmail.com/jp/

提供:BCN