Mandrivaがサウンドコンテストを告知

来るべきMandriva Linux 2007のリリースに向けて、Mandrivaは、この新しいリリースとそれに続く2007年のアップデート版で使用されるセッション起動およびログオフ時のサウンドをコンテストで公募する、と19日に発表した。

このコンテストは、ヨーロッパの多くの地域がWorld Music Dayを祝う今週の木曜日に始まる。コンテストの技術主任を務めるRomain D’Alverny氏によると、この日の晩に、コンテストのルールや作品の音声ファイルの提出先を記載したWebページが公開されるという。

「これは、MandrivaやLinuxと直接関わりを持たない人々の関心を惹く簡単な方法です。こうしたコンテストなら、Linuxユーザでない人々でも興味を持ってくれるでしょう」とD’Alverny氏は語る。コンテストの参加者は、どんなツールを使ってサウンドクリップを作成してもかまわないが、サウンドは5秒を超えてはならない。「もちろん、フリーソフトウェアを利用し、その構成の詳細を提供してもらえるのも興味深いが、重要なのはあくまで作品であり、そのサウンドがフリーかつコピーレフトのライセンスによって利用できることです」とも彼は述べている。

優勝者は自身の作品をCreative CommonsまたはArt Libreのどちらかのライセンス下でリリースすることに同意しなければならない。「おそらくこのコンテストによって、アート作品向けのコピーレフト・ライセンスが話題にのぼるでしょう。”all rights reserved(すべての著作権を保有)”に代わる権利が存在するのですが、この代替の権利については、依然として絶えず言及し続ける必要があります」とD’Alverny氏は語っている。

なお、優勝者に与えられる賞金や賞品の類は一切ない。ただ、Mandrivaの心からの感謝を受け取り、ソフトウェアのクレジットおよびMandrivaのWebサイトに名前が載るだけである。D’Alverny氏は、これでも十分に優勝者の名は認知されるでしょう、と話している。

優勝作品の選定はMandrivaの社員が投票で行う。「我々は、本当にすばらしい聞きごたえのある作品を求めています。経歴や考え方の異なるさまざまな人々が数多く参加してくれることを願っています」(D’Alverny氏)。

NewsForge.com 原文