テクマトリックス、企業DBシステムの監査対応ソリューション

 テクマトリックス(本社:東京都港区)は2006年6月28日、企業内データベースシステムのセキュリティを強化する監査対応ソリューション「DB内部監査スタートパック」を発表した。個人情報や財務情報などを取り扱うDBに対するアクセスを監視する。初期導入費用はエントリー版が198万円から(ハードウェア込み)。7月下旬から提供開始する。

 2009年3月期施行予定の日本版SOX法に向け、企業が法令を順守していることの証明を支援する。アイピーロックス ジャパン(本社:東京都港区)のDB監視ソフト「IPLocks」と、日本IBMのDB管理ソフト「IBM DB2 UDB V8.2」、アプリケーションサーバソフト「IBM WebSphere Application Server V6.0」、IAサーバ「IBM System x」を組み合わせた。RedHat Enterprise Linux上で動作する。

 IPLocksは、DBへのアクセスログを記録し、不正と思われるアクセスがあった時に警告 を出すセキュリティソフト。同ソフトは柔軟な監視設定が可能だが、導入やメンテナンスに多くの時間がかかっていた。今回のソリューションではIBM製品に合わせて基本設定を あらかじめ作り込むことで、顧客がウィザードガイドの簡単な設定のみで運用できるようにしたという。

 日本IBMでは、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)に対する取り組みとして、同社の製品を利用したソリューションの開発や販売などを支援するパートナープログラムを提供しており、今回のソリューションもその一つ。【鴨沢 浅葱/Infostand】

テクマトリックス
http://www.techmatrix.co.jp/

日本IBM
http://www.ibm.com/jp/

アイピーロックス ジャパン
http://www.iplocks.co.jp/