米CodeWeavers:Windows用アプリを使えるMacOS用ソフトを発売

 米CodeWeaversは、米Intel版MacでWindows用アプリケーションを利用可能にするソフト「CrossOver Mac」を今夏発売する。WindowsOS自体は不要で、MacOS Xに対応する。価格 は59.95ドル。

 UNIX上でWindows用アプリの実行環境を提供するツールキット「Wine」を利用して開発した。現在はテスト参加者にベータ版を配布中で、製品版は7月下旬〜8月上旬に出荷開始する予定だ。

 同社はすでに、Linux上で「Microsoft Office」などを利用できる「CrossOver Office」を販売しており、これをMacOSに応用した。

 Intel版MacでWindows用アプリを実行する方法としては、ほかに米Apple Computerが試験公開中の「Boot Camp」や、米Parallelsのソフト「Parallels Desktop for Mac」がある。ただし、いずれの場合もWindowsOSを別途購入し、インストールする必要がある。【高森 郁哉/Infostand】

CodeWeavers
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