迷惑メール:日本は優等生、ワースト1は香港

 英MessageLabsはこのほど、06年第2四半期の世界の迷惑メール実態報告を発表した。それによると、世界で最も被害が深刻なのは香港(電子メール全体に占める迷惑メールの割合が69.2%)で、日本(同25.8%)は南アフリカ(同17.1%)、インド(同19.7%)に次いで、迷惑メールが少ない方だと分かった。

 日本は世界平均(60.4%)を大きく下回る。1年前は31.1%に達していたが、大きく改善した。同じ先進国の米国(54.7%)や英国(51.6%)と比べると、ましな状態であることがはっきりする。

 一方、メール全体に占めるウイルス付きメールの割合は、世界平均が1.5%(68通につき1通)。日本は1.82%で、平均より悪い。最も“汚染率”が低いのはスウェーデンで0.71%。最悪はインドで、「カーマスートラ」ウイルスの流行で、全体の11%がウイルス付きだった。【南 優人/Infostand】

英MessageLabs
http://www.messagelabs.com/