NTTコムウェアと大日本住友製薬、遠隔医療分野で連携

 NTTコムウェア(今井郁次社長)は7月11日、同社の超小型Linuxサーバー「L-Box」が、大日本住友製薬(宮武健次郎社長)の解析機能付き多機能心電計「レーダーサーク」の伝送装置として採用されたと発表した。

 今回の採用にともない、大日本住友製薬と「L-Box」の販売代理店契約を結び、大日本住友製薬は「L-Box」を8月末に発売する。

 「レーダーサーク」は、これまで困難であった突発的な衝撃・振動や胎動の影響を受けやすい劣悪環境下でも、心電図を高精度に解析する多機能モニタ心電計。軽量なため持ち運びも容易なのが特徴。さらに、イーサーネットをはじめ有線・無線による多くのネットワーク接続インターフェイスを備える「L-Box」と組み合わせることで、救急車から患者のデータをリアルタイムに病院に送信でき、専門医から救急車内の救急救命士への的確な指示出し、受入病院側での事前準備などが可能になる。

 NTTコムウェアは02年7月に発足した「循環器救急におけるモバイル・テレメディシン研究会」に参画しており、そこでの成果と実績をもとに、「L-Box」の汎用性を活かした、遠隔医療・被災地医療などの各種医療機器との連携を目指す。

NTTコムウェア=http://www.nttcom.co.jp/
大日本住友製薬=http://www.ds-pharma.co.jp/

提供:BCN