米Red Hat:通信業界のLinux採用を促進

 米Red Hatは17日(米国時間)、通信業界におけるLinuxの普及促進を目指す新プログラム「Telecommunications Partner Program」を発表した。同社の企業向けLinuxを使ったプラットフォームの認知・採用を通信業界で広げることを目指す。

 同社は米IBMおよび米HPと協力して、OSDL(Open Source Development Labs)が策定した通信事業者向けLinux向け仕様「CGL」(Carrier Grade Linux)に準拠したプラットフォームの開発に取り組んでいる。

 この新プラットフォームを、既存の通信業界向け専用プラットフォームに代わる選択肢として売り込む。提携プログラムを通じて、ネットワーク機器プロバイダー(NEP)、OEMメーカー、通信業界の独立系ソフトウエア・ベンダー(ISV)、通信事業者に、各種サービスやサポートを提供する。

 なお、Red Hat Enterprise Linuxは現在、100社以上の通信ISVに採用されているほか、主要NEPのうち8社から同OSを組み込んだ製品が出ているという。【高森 郁哉/Infostand】

Red Hat
http://www.redhat.com/