サン、ITシステムの効率的・効果的な統合を実現するSOA基盤製品

 サン・マイクロシステムズ(サン、末次朝彦社長)は8月3日、SOA(サービス指向アーキテクチャー)開発基盤「SunJava Composite Application Platform Suite(Sun Java CAPS)」の販売を同日から開始し、9月上旬から順次出荷すると発表した。

 「Sun Java CAPS」は、企業の既存情報システムを有効に活用し続けながら、それぞれの情報を効率的に結びつけ、ITのシステム統合を迅速に実現し、TCO削減を可能にする。システム統合を簡素化する「Enterprise Service Bus(ESB)機能」を中核に、データ処理量の拡大にも対応可能な「分散処理機能」により、スケーラビリティの確保とパフォーマンスの維持を実現する。

 また、ワークフロー機能やビジネスの変化をリアルタイムに把握可能な分析機能を備え、より効率的な業務活動を支援する。さらにシステム構築のための開発環境も用意し、Solaris OSをはじめ、AIX、HP-UX、Red Hat Enterprise Linux、Windowsに対応する。

 「Sun Java CAPS」は、フル機能を装備する「Sun Java CAPS」とEnterprise Service Bus構築に特化したサブセットスイート製品「SunJava Enterprise Service Bus(ESB) Suite」をラインアップ。年間サブスクリプションライセンスモデルで提供する。スイート製品の各コンポーネントは単体での導入も可能で、それらは使用期間に制限のない、利用CPU数(ソケット数)によるライセンスモデルで提供する。

 スタンダードサポートを含む1名あたりのライセンス価格は、「Sun Java CAPS」が年間1万4000円から、「Sun Java Enterprise Service Bus Suite」は年間7000円から。

サン・マイクロシステムズ=http://jp.sun.com/

提供:BCN