ACCESS、仏Orangeと携帯Linux向けアプリケーションパッケージを共同開発

 ACCESS(本社:東京都千代田区)は2006年8月14日、仏フランステレコムの携帯事業部門Orange SAと、携帯向けLinuxプラットフォーム「ACCESS Linux Platform」(ALP、開発コード名)をベースとする携帯電話向けアプリケーションパッケージを共同開発することで合意したと発表した。ALPは07年初めに発売の予定。

 ALPは、Linuxと、ACCESS子会社のPalmSourceのモバイル技術を融合したスマートフォンおよびモバイル端末用向けのプラットフォーム。Linuxカーネル(Version 2.6.12以降)、最適化された「GTK+」、データベース エンジン「SQLite」、ブラウザ「NetFront」、PIMや「Palm Desktop」などのPalmSource モバイル アプリケーションなどで構成される。

 共同開発するアプリケーションパッケージは、サードパーティ製のアプリケーションも含んだ一式で、ALP上で実行できるよう設計され、携帯電話や端末の開発期間を短縮できるという。また、OrangeはALPを認定プラットフォームに指定する。

 ACCESSは同日、PalmSourceとともに、ALPベースのLinuxアプリケーションの作成/提供/活用を支援する開発者向けネットワーク「ACCESS Developer Network」(ADN)を新設すると発表した。今年後半にウェブサイトをオープンする予定で、開発ツールの情報、リソース、技術的資料などを提供する。【Infostand】

ACCESS
http://www.access.co.jp/

ACCESS Developer Network
www.palmsource.com/developers