アジレント、半導体パラメトリックテストシステムをLinux対応に

 アジレント・テクノロジー(本社:東京都八王子市)は2006年8月29日、半導体パラメトリック・テストシステム「4070」シリーズに、Red Hat Enterprise Linux対応を追加したと発表した。PCプラットフォームのサポートによってTCOの削減が可能になるという。価格は約3000万円から。10月1日から受注開始する。

 4070シリーズは、65nmプロセスおよび将来のサブ65nmプロセスに対応した半導体製造工程パラメトリック・テストシステム。フラッシュ・メモリ・セル・テスト、キャパシタンス対電圧(CV)測定などの機能も備える。これまで日本ヒューレット・パッカードのUNIX OS「HP-UX 11i」に対応していたが、運用環境にLinuxを追加した。

 アジレントは、HP-UX 11iのサポートも継続しながら、Linuxへの移行も提供する。なお、Linux対応に合わせて、高速キャパシタンス測定ユニット(HS-CMU)の測定速度の改善などアップデートも提供する。【鴨沢 浅葱/Infostand】

アジレント・テクノロジー
http://www.agilent.co.jp/