ソフィア、ウィルコムW-SIM端末の開発プラットフォームの販売開始

 ソフィアシステムズ(本社:川崎市)は2006年9月4日、ウィルコムの「W-SIM」規格に対応したPHS端末開発プラットフォーム「Sandgate W-SIM Phone(Sandgate WP)」の法人向け販売を開始したと発表した。価格は1台100万円、9月下旬から出荷開始する。

 リファレンスハードウェアには、インテル「PXA270」プロセッサと2.2型QVGA(240×320ドット)液晶ディスプレイ、USB 1.1、miniSE、IrDA、Bluetooth、130万画素CCDカメラなどを搭載。W-SIMスロットのほか、デバッグ用ボードを介してエミュレータと接続できる拡張用コネクタも備える。

 OSはLinux(VER.2.6.17)で、GUIツールキットに「GTK+」を採用した。また、ベンダー各社が開発した評価用サンプルミドルウェアを添付する。

 ソフィアによると、6月の発表後、多くの問い合わせがあったことから受注・出荷体制を整備した。開発用途のほか、ハードウェアをそのまま利用したいという企業の要望もあり、受託開発と量産体制を整えたとしている。【鴨沢 浅葱/Infostand】

ソフィアシステムズ
http://www.sophia-systems.co.jp/