Firefox:シェア拡大が継続、Operaも回復
米ネットアプリケーションズは5日(米国時間)、8月分のブラウザー世界シェア推計を発表した。首位の「Internet Explorer」(IE)は83.02%(7月は83.56%)に後退し、2位の「Firefox」が11.84%(同11.34%)に拡大。5位の「Opera」は0.64%(同0.59%)となり、1年ぶりに0.6%台を回復した。
IEは新版の開発がほぼ終わり、8月下旬にリリース候補(IE7 RC1)を発表したが、退潮に歯止めがかからなかった。Firefoxは3月に10%台に乗り、一つの目標を達成したが、それ以降も2%近くシェアを拡大した形だ。
Operaは一時期、「第3のブラウザー」として注目を集めたが、最近はFirefoxの陰に隠れ、一進一退にとどまっていた。回復は一時的なのかどうか見極める必要がある。3位の「Safari」は3.21%(同3.18%)。4月(3.3%)をピークに、頭打ち感が浮上していたが、4カ月ぶりに拡大に転じた。【南 優人/Infostand】