日商エレ、日本IBMとの協業で「Virtual Iron」仮想化ソリューションを販売

 日商エレクトロニクスは、サーバ仮想化ソフト「Virtual Iron」と日本IBMのサーバ製品を組み合わせた仮想化ソリューション「Virtual Ironスターターキット」を2006年10月1日から出荷開始する。エンタープライズクラスの仮想化環境を低コストで構築できるという。最小構成価格は398万円(税別)から。

 Virtual Ironは、オープンソースの仮想化技術「Xen」をベースとして米Virtual Iron Softwareが開発したx86サーバー向け仮想化ソフト。ドライバの高速化、パフォーマンスの向上、管理機能の強化などを付加。インテルの仮想化技術「Virtualization Technology」を標準でサポートする。日商エレクトロニクスが日本の代理店契約を結んでいる。

 スターターキットでは、Virtual IronとIBMのサーバおよびストレージ製品を組み合わせることで、検証済みで簡単に導入可能な仮想化ソリューションを提供する。日商エレクトロニクスによると、15分で仮想化環境の初期セットアップが完了し、OSやアプリケーションの修正も不要という。

 最小構成は、物理サーバに「System x3550」2台、管理サーバに「xSeries306m」1台、ストレージが「IBM TotalStorage DS4100(250GB)」3台。対応ゲストOSはSUSE Linux Enterprise Server 9、RedHat Enterprise Linux 3/4。また、Windows2000/Server 2003、SUSE Linux Enterprise Server 10にも対応する予定。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日商エレクトロニクス
http://www.nissho-ele.co.jp/

日本IBM
http://www.ibm.com/jp/