米MontaVista、フットプリントを縮小したモバイル機器向けLinux新版

 米MontaVista Softwareは2006年9月25日(米国時間)、組み込みLinuxプラットフォームの新バージョン「Mobilinux4.1」を発表した。携帯電話などのモバイル市場向けに最適化したソリューションで、従来バージョンから大幅にフットプリントを縮小して、RAMやフラッシュメモリーを節約できるという。

 総メモリ量の縮小のため、フル機能に遜色ない縮小版Cライブラリ「uClibc」、モバイル端末向けグラフィックライブラリ「DirectFB」、リードオンリーの圧縮ファイルシステム「Squashfs」などの各技術を採用。メモリ分析にフォーカスした開発ツールを取り入れた。

 このほか、DPM(Dynamic Power Management)機能やMontaVista Power Manager機能などで電源管理を強化した。安定性、信頼性も向上させており、同社によると、差別化と、コスト効率に優れた携帯電話の設計が可能になるという。同日提供を開始した。【鴨沢 浅葱/Infostand】

MontaVista Software
http://www.mvista.com/

モンタビスタソフトウエアジャパン
http://www.montavista.co.jp/