住商情報システム、「Collage」で仮想サーバ管理を容易にする拡張モジュール

 住商情報システム(SCS、本社:東京都中央区)は2006年10月3日、米Cassatt製の自律運用ミドルウェア「Collage」(コラージュ)を拡張するオプション製品「Collage XVM(Cross Virtualization Manager)」の出荷を開始した。仮想サーバ環境での監視、パフォーマンス解析、プロビジョニングなどの管理が容易にできるという。

 Collageは、LinuxやWindowsなど異機種混在環境下で、自律的運用を行うミドルウェア。アプリケーションとリソースの両方の状況を監視しながら、高負荷時にノードを追加したり、低負荷時にノードを削減して電源を落とすなどの運用を行い、サービスレベルを保つ。

 Collage XVMは、仮想サーバでも物理サーバと同じ位置付けでの監視・管理を行うためのモジュール。物理サーバから仮想サーバ、またはその逆のサービス切り替えを容易に実現。高負荷時に物理サーバを停止して、仮想サーバを複数起動するなどの動的な自律運用ができる。

 仮想サーバはVMware GSX/ESXをサポートする。また、年内にはオープンソースのXenにも対応する予定。1サーバライセンス価格20万円から(別途Collageライセンスが必要、Collageは最小構成380万円から)。SCSは2006年度内に3億円の受注を見込んでいる。【鴨沢 浅葱/Infostand】

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