米Parallels:複数OSを同時に起動 仮想化ソフトの新版

 米Parallelsは11日(米国時間)、仮想化ソフトの新版「Parallels Workstation 2.2」を発売した。WindowsやLinuxを搭載したパソコンやサーバーで、他のOSを同時に立ち上げることが可能になる。改良点は「Windows Vista」の試験版(β1〜2、RC1)に対応したことなど。

 ホストOSとして使えるのは、Windows XPまでだが、ゲストOSとしてビスタの試験版のほか、NetBSD、OpenBSDも起動できるようになった。従来は米Intelの仮想化技術を採用していたが、新版では米AMDの技術にも完全対応。同社のプロセッサーを搭載したマシンで力を発揮できる。安定性や操作性も改善したという。

 Windows用とLinux用の2種類を用意しており、希望小売価格は49.99ドル。15日間の体験版をダウンロード配布、2.0版と2.1版の利用者は無料で更新できる。サポート対象のLinuxはRedhat、Fedora Core、SUSE、Debianなど。【南 優人/Infostand】

Parallels
http://www.parallels.com/