ストラタス、フォールトトレラントサーバの上位機種もLinuxをサポート

 日本ストラタステクノロジー(本社:東京都千代田区)は、フォールトトレラント(無停止型)IAサーバのハイエンドモデル「ftServer 5700」およびミッドレンジモデル「ftServer 4300」の対応OSにLinuxを追加した。2006年10月23日から販売を開始する。価格はそれぞれ551万5000円から。386万2800円から(ともに保守費用別)。

 エントリーモデルの「ftServer 2400」でLinux搭載モデルを販売していたが、上位機種のLinux対応を求める声が多く、追加提供を決めた。これまでサポートしていたWindows Server 2003 Enterprise Editionに加え、Red Hat Enterprise Linux AS v.4 EM64TとMIRACLE LINUX V4.0 – Asianux Inside for x86-64から選択できる。

 5700はデュアルコアXeon 2.80GHzの2ウェイ・4コア構成対応で、主にデータベースサーバなどの用途を想定した製品。4300はXeon 3.20GHzの2ウェイ構成対応で幅広い用途に利用できる。両製品ともギガビットイーサ2ポートを備え、二重化構成で99.999%以上の可用性を実現したという。Linux版ftServerの販売目標は1年間で10億円。

 また、自社開発のストレージ「ftScalableストレージ」を併せて発売する。コンパクトな2Uサイズで、12ドライブまで搭載できる(3シャーシ接続で最大36台まで拡張可能)。RAIDコントローラ、電源を二重化。最小構成価格は255万3000円。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日本ストラタステクノロジー
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