NTT-AT、組み込み開発用小型無線LANモジュールを発売

 NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT、本社:東京都渋谷区)は2006年10月20日、組み込み開発用小型無線LANモジュール「ATWM-1」をメーカーなどに向けて提供開始した。同社の「Linux用無線LANソフトウェア開発キット」に対応しており、情報家電機器や通信システムなどに無線LAN機能を組み込める。

 Linux用無線LANソフトウェア開発キットは、同社の自社開発802.11プロトコルスタックを内蔵する開発ツール。ATWM-1は、これに対応するリファレンスハードウェアへの強い要望があったことから、製品化したという。

 基板サイズは横100×縦55×厚さ9mmの小型・薄型設計。IEEE802.11a/b/gに対応し、アクセスポイント、リピータ、インフラストラクチャの各モードでの動作が可能。また、WEP、WPA1/2、IEEE802.1xなどのセキュリティ機能にも対応した。

 USBコントローラや液晶などが接続できるCPUローカルバスインタフェース、Ethernet MIIインタフェース、電源部接続用インタフェースを搭載する。サンプル価格は5万2500円。年間5000万円の売り上げが目標。【鴨沢 浅葱/Infostand】

NTTアドバンステクノロジ
http://www.ntt-at.co.jp/