ストラタス、「ftServer」サーバーでLinux対応版を追加発売

 日本ストラタステクノロジー(長井正利社長)は、「ftServer 4300システム」「ftServer 5700システム」でLinux対応版を発売した。Linux版を追加することで、同社の第三世代ftServerの全機種が共通プラットフォームでWindowsかLinuxのOSをユーザーの環境に合わせて選択できるようにした。

 基本パッケージ価格は、「ftServer 4300システム」が386万2800円、「ftServer 5700システム」が551万5000円。同時に、ftServerがデータベースサーバーとして採用される傾向が多いことを見越して、自社製ストレージ「ftScalable ストレージ」も発売した。最小稼動構成価格は255万3000円。

 「ftServer」は、CPUやメモリ、HDD、PCI、イーサネットなどのハードウェアを二重化。障害時には片側のコンポーネントを自動で切り離すことで、システムダウンやデータの損失を回避する。

 ミッドレンジタイプの「ftServer 4300」は、1way-2wayの二重化サーバー。一方、ハイエンドタイプの「ftServer 5700」は、インテルのデュアルコアCPU「Xeon」を採用。最大で2way、4コアを搭載した。

 新製品は、Red Hatの認定ハードで、Red Hatの同一バージョンで動作しているアプリケーションを、変更を加えることなく稼動できる。搭載するLinuxは64ビット版で、ソフトウェアプログラムから多くのメモリへのアクセスが可能で、特にデータベースサーバーで効果を発揮する。

 また、サーバーOSでは広く使用されている「Red Hat Enterprise Linux AS v.4 EM64T」をはじめ、日本語環境とオラクルの「Oracle DB」との連携に優れた「MIRACLE LINUX V4.0 Asianux Inside for x86-64」を選択することもできる。

日本ストラタス=http://www.stratus.co.jp/

提供:BCN