ACCESS、モバイル向けLinuxアプリケーション・フレームワークをオープンソースで公開

 ACCESS(本社:東京都千代田区)は2006年10月30日、組み込み向けのLinuxアプリケーション・フレームワークを年内にオープンソースで公開すると発表した。あわせてLinuxカーネルを拡張するセキュリティ機能もオープンソース化する。

 アプリケーション・フレームワークは、同社が開発中のモバイル機器向けプラットフォーム「ACCESS Linux Platform」の一部。アプリケーションのインストール管理機能や、音楽再生やメッセージングなどをシームレスに切り換えるアプリケーション間通信機能などを提供する。

 また、フォント種別やサイズ、システムテーマなどのユーザー設定にアクセスできるアプリケーションやサービス共通のAPIを整備した。ライセンスはMozilla Public License(MPL) v1.1を採用した。

 Linuxカーネル拡張セキュリティ機能は、電話機機能の不正利用や重要なシステムデータへの不法アクセスを防ぎ、アプリケーションの安全性を確保するもの。こちらはライセンスにGPL v2を採用した。 【鴨沢 浅葱/Infostand】

ACCESS
http://www.jp.access-company.com/