アプリックス、携帯電話Linuxプラットフォーム「MOAP(L)」をライセンス、統合ソリューションを提供

 アプリックス(本社:東京都新宿区)は、NECおよびパナソニックモバイルコミュニケーションズの2社と携帯電話向けLinuxソフトウェアについてライセンス契約を結んだと発表した。両社がNTTドコモと共同開発した携帯電話Linuxプラットフォーム「MOAP(L)」を使ったソフト開発や他メーカーへのサブライセンスを行う。

 アプリックスは、「MOAP(L)」対応の同社のミドルウェアフレームワークを含む統合ソフトウェアソリューションを各端末メーカーに提供する。同社のミドルウェアフレームワークを導入することによって、メーカーはLinuxベース携帯電話での開発コストの効率化と多機能化を両立させることができるという。また、サードパーティ製の各種ミドルウェアやアプリケーションの追加も簡単で、他社製品との差別化もできるとしている。

 MOAPは、NTTドコモが中心となって推進しているFOMA携帯電話向けプラットフォームで、LinuxベースのMOAP(L)とSymbian OSベースのMOAP(S)がある。アプリックスによると、同社製フレームワークを使って開発された携帯電話実機は2007年度に市場に登場する予定という。【鴨沢 浅葱/Infostand】

アプリックス
http://www.aplix.co.jp/