ローレンス・リバモア国立研究所:最大規模のLinuxスパコンを導入へ

 システムベンダーの米Approは13日(米国時間)、Linuxクラスターとしては最大規模のスーパーコンピューターを米ローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)に納入すると発表した。来年に完成の予定で、同研究所で3番目の規模のスパコンになる予定。

 4つのLinuxクラスターで構成し、その最初の「Rhea」が、このほど試験段階を終えて稼働開始した。米AMD製「Opteron8000」シリーズのプロセッサー576基を搭載し、処理能力はピーク時で22テラFLOPSに達するという。

 残り3つのクラスターは07年3月までに完成の予定で、処理能力は合わせて約100テラFLOPSになるという。LLNLが運用しているスパコンは、今月発表された最新の世界スパコン番付「TOP 500」の1位に「BlueGene/L」が、4位に「ASC Purple」がそれぞれ入ったが、新しいLinuxスパコンはこれらに次ぐ規模になるという。【高森 郁哉/Infostand】

Appro
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