日本オラクル、イベント駆動型アーキテクチャーのミドルウェア・スイート

 日本オラクル(新宅正明社長)は11月29日、標準技術に準拠した統合型ソフトウェア「Oracle Event-Driven Architecture Suite(Oracle EDA Suite)」を07年1月9日に発売すると発表した。税別価格は1CPU当たり750万円。

 「Oracle EDA Suite」は、ビジネス環境で発生するさまざまな事象(イベント)に基づいてプログラムやサービスを駆動する、イベント駆動型アーキテクチャー(EDA)をベースとしたスイート製品。EDAを利用することで、企業のサプライチェーンやベンダー管理の最適化、RFIDを使用した在庫管理の最適化を行える。

 「Oracle EDA Suite」は、ビジネス・イベントの監視、分析、対応をリアルタイムで行える同社ののミドルウェア・テクノロジーで構成。「Oracle SOA Suite」と組み合わせることで、柔軟性と対応力の高いイベント駆動型システムを低価格で実現する。また、「Oracle Containers for J2EE」や、「BEA WebLogic Server」などオラクル以外のアプリケーション・サーバー「Oracle Advanced Queuing」などのメッセージ・バスとの相互運用も可能。

 なお、「Oracle EDA Suite」の構成製品は、イベントとイベント・パターンを定義、分析する「Oracle Business Activity Monitoring」、定義に対応して、アプリケーション間でのイベントの最適な配信を行う「Oracle Enterprise Service Bus」、RFIDなどの物理的センサーや自動化機器からのイベントのキャプチャー、フィルタリング、管理を行う「Oracle Sensor Edge Server」、設定可能なQoSに基づきイベント・メッセージを確実に配信する「Oracle Enterprise Messaging」、ルール・エンジンによりイベントの最適な配信をさらに柔軟に行う「Oracle Business Rules」の4つ。

日本オラクル=http://www.oracle.co.jp/

提供:BCN