米MontaVista、組み込みLinux次期版のプレビュー版提供開始

 米MontaVista Softwareは2006年12月11日(米国時間)、組み込みLinux製品の次期バージョン5.0のテクノロジープレビュー版を発表した。サブスクリプション契約を結んでいる顧客に無償提供する。正式版は2007年前半にリリースの予定。

 プレビュー版では、最新リアルタイム機能を統合した2.6.18カーネルとGCC 4.2.0を採用。IPv6対応、Linux向けプロファイラ「OProfile」、メモリリーク診断ツール「mpatrol」、USBによる相互通信機能「USB “On-The-Go”(OTG)」対応を追加した。VMwareディスクイメージ形式で配布する。

 プレビュー版はパッケージのコア部分のみで、動作環境もIAアーキテクチャ向けのみとなる。今後、検証作業を進め、各組み込みCPUに対応した正式版をリリースする予定。【鴨沢 浅葱/Infostand】

モンタビスタソフトウエアジャパン
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