Preferred Infrastructure、高速なゲノム解析処理を実現するLinux対応の全文検索エンジン「Sedue Flex」を発表

 Preferred Infrastructure(本社:東京都練馬区)は3月5日、曖昧検索処理を高速に実現する検索エンジン「Sedue Flex」を発表した。

 Sedue Flexは、Preferred Infrastructureが開発した全文検索技術「Sedue」をベースに、文字列の欠落やミスマッチを許容する曖昧検索アルゴリズムを適用した製品。ゲノム解析処理やノイズを含むデータ(音声データなど)の検索処理を想定して開発されている。特にゲノム解析においては、従来手法では困難だった50塩基程度の短い塩基配列に対するミスマッチあり(一部の文字が異なる)・ギャップあり(一部の文字の欠落・追加がある)の検索も行える。

 処理速度も高速で、ギガバイト・クラスのデータに対する10%~20%の誤りを許容する全文検索を、数ミリ秒~数秒で完了することが可能。これにより、従来ならばスーパーコンピュータが必要とされたような検索処理を1台~数台のPCで実現することができるという。

 対応OSはLinuxで、Fedora Core 4/5/6およびCentOS 3/4での動作が確認されている。価格はオープン。

Preferred Infrastructure
http://preferred.jp/