日本IBM、x86サーバ専用の低価格ストレージシステム

 日本IBMは2007年3月8日、同社製x86サーバ「IBM System x」シリーズおよびブレードサーバ「IBM BladeCenter」での利用に特化したエントリークラスのディスクストレージ製品「IBM System Storage DS3000」シリーズの出荷を開始した。Windows、Red Hat Enterprise Linux、SUSE Linux Enterprise Serverなどx86サーバで使われる主要OSをサポートする。

 中堅企業から大企業の部門ストレージシステムなどの用途を想定した2Uラックマウント型ストレージ製品で、x86サーバと同様の拡張性と簡単さが特徴。ディスク容量は本体のみで最大3.6TB、拡張ユニットを利用すると最大14.4TBまで対応。二重化した電源を標準装備して可用性を高めた。

 無償提供するストレージ管理ソフト「DS3000 Storage Manager」で設定・管理を行う。初期設定は簡単な6ステップで、システム知識がない人でも1台30分程度で完了するという。管理ソフトは、ディスクの動的な区画設定やレプリケーション設定などほか、稼動状況確認やシステム障害の自動検知機能と診断機能による対処ガイドなどの機能を備える。

 3Gbps SAS(Serial Attached SCSI)接続をサポートした「IBM System Storage DS3200」と、1/2/4Gbps ファイバチャネル接続でSAN対応した「IBM System Storage DS3400」の2モデル。それぞれにシングルコントローラモデルとデュアルコントローラモデルがある。

 IBMダイレクトの最小構成価格は、DS3200が55万6500円から。DS3400が77万7000円から。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日本IBM
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