日本スケーリックス、グループウェア「Scalix」日本語版発売

 日本スケーリックス(本社:東京都中央区)は2007年3月12日、グループウェア製品「Scalix」日本語版を発売した。AjaxベースのWebメールや、Microsoft Exchangeとの高い互換性、Active Directoryへの対応などが特徴。Linuxプラットフォームで動作し、ソフト本体は無償でダウンロードできる。

 一般的なメールクライアントソフトと同等の操作性を実現したWebメール「Scalix Web Access(SWA)」を搭載して、Webブラウザにプラグインなど追加インストールせずに利用できる。また、MAPIプロトコルをサポートし、Outlookのメール機能やスケジュール管理機能、パブリックフォルダ機能を利用できる。日本語版での正式サポートは6月ごろの予定。

 ライセンスでは、2種類のユーザーを設定し、メールと個人カレンダー機能だけを使う「スタンダードユーザ」については、人数無制限・無料で利用できる。

 一方、グループウェア機能を利用する「プレミアムユーザ」については人数で価格が異なる。25人まで利用できる「コミュニティエディション」は無料。25人超50人までの「スモールビジネスエディション」の価格は、初年度16万4000円、次年度8万2000円(50プレミアムユーザ時)。クラスタ構成が可能な「エンタープライズエディション」は、1プレミアムユーザあたり初年度1万5900円、次年度2640円(最小50ユーザーから)。

 売上目標は1年間で7000~8000万円。また、同社では、2007年第2四半期をめどにコア機能のオープンソース化を進めていく予定。このほか日本独自機能として携帯電話対応などの強化を検討しているという。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日本スケーリックス
http://www.scalix.co.jp/